ここでは、ちょっと古いですが、アイワ製のCDラジカセCSD-MD3というラジカセの分解を紹介しています。
修理に興味がある方や、捨てる前にお金をかけずに自分で直したい方など、分解する場合は自己責任でお願いします。最悪、自分で分解するとメーカー修理が受けれなくなったり、故障・発火などの恐れもでてきますので、くれぐれも注意して下さい。
万が一の事故などあった場合、当サイトでは責任を持てませんので、自己責任でお願いします。尚、このコンテンツは分解をオススメするものではありません。
98年製のCD・MD・カセットテープ・ラジオが使えるラジカセです。管理人は、このラジカセを50台以上直したことがあります。
とりあえず、分解するには、長さ40cmほどのプラスドライバーと精密プラスドライバーがあればOKです。ビス(ネジ)を入れるトレイや床を汚さないように敷くものがあると便利です。
古いラジカセの場合、内部が埃だらけの可能性もありますので、掃除機も用意しておくと良いかもしれません。
どのメーカーのラジカセでも、背面側のビスからはずしていくのが基本です。
結構ビスまでの穴が深いので、長いドライバーを使わないとビスに届かないかもしれません。
パナソニック製のラジカセ(RX-ED57など)は裏側からビスをはずす必要がある機種もあります。
背面をはずした写真です。ビスは10本ほどはずしました。長さが微妙に違うので、忘れないようにメモ用紙に記録しておくと良いと思います。
前後に分かれた、前側の写真です。細かい電子部品が付いた基板や、左右にスピーカが見えますね。
書き忘れていましたが、分解前には必ず電源を切っておきましょう。乾電池も必ず抜いておきましょう。
細いケーブル線や平べったいフレキケーブルをはずして、上側をはずした写真です。
線をはずし忘れると、ちぎれたり、ねじ曲がったりしますので注意が必要です。また、線類をはずすときは、ひっぱらずに根本を持って抜きます。
このラジカセは、比較的分解しやすいので、CD・カセットテープ部分だけ取り外せます。
メンテナンス性の悪いラジカセだと、分解するのに何十個ものビスをはずす必要があり一苦労します。
これが、CDを読み取る部分です。ピックアップ・スピンドルモータ・スレッドモータやギアなどで構成されています。
CDを読み取る部分もバラバラにできます。ピックアップは静電気に弱いので手で触りすぎると壊れてしまいますので注意が必要です。
これが、レーザーを出して、CDを読み取るピックアップと呼ばれる部品です。真ん中の青いレンズ部分の汚れや埃で読み取らなくなる故障が多いので、そのレンズをアルコールで濡らした綿棒などで軽く拭いてあげれば、直るケースも多いです。
このラジカセなら、分解しなくてもレンズの掃除が可能ですので、自己責任が持てる方はお試し下さい。
CDを回すためのモータをスピンドルやターンテーブルモータと言います。ピックアップを左右に動かして、CDの曲数を選ぶモータをスレッドもしくはフィードモータと言います。
ピックアップよりも壊れる可能性は低いですが、まれに故障します。
ついでなので、カセットテープ部分もはずしてみました。
このラジカセのカセットテープ部分は、メカボタン式なので、かなりメカメカしいですね。
テープが動かない原因は、駆動用のベルトが伸びきっていたり、切れている場合が多いです。1本100円〜くらいで部品注文が可能です。
他にもMD部分もあるのですが、このラジカセのMD部分は、ちょっとばらしにくく、組み立てにコツもいるので分解しない方がよいと思います。
あまり節約とは、関係なかったですが、内部に小銭を落としてしまった時や、ちょっとした豆知識として役立てていただければと思います。