トップページに戻る
乗り物酔い防止薬
乗り物酔い防止薬

めまいは、体の平衡を感知して保持するための平衡機能に異常が生じて起こる症状です。

内耳にある平衡器官の障害や中枢神経系の障害等、様々な要因により引き起こされます。

乗り物酔い防止薬は、乗り物酔いによるめまい・吐き気・頭痛を防止し、緩和することを目的とする医薬品です。

乗り物酔い防止薬の飲み方

抗ヒスタミン成分・抗コリン成分・鎮静成分・カフェイン類等の配合成分が重複して、鎮静作用が強く現れるおそれがあるので、かぜ薬・解熱鎮痛薬・催眠鎮静薬・鎮咳去痰薬・胃腸鎮痛痙攣薬・アレルギー用薬等との併用は避ける必要があります。

3歳未満では自律神経系が未発達であるため、乗り物酔いが起きることはほとんどないとされています。そのため、乗り物酔い防止薬には3歳未満の乳児向けの製品はありません。

もし3歳未満の乳児で移動中にむずがるような場合には、気圧変化などによる耳の痛みなど他の要因が考慮されるべきであり、乗り物酔い防止薬を安易に使用するのは避けましょう。

テオクル酸プロメタジン等のプロメタジンを含む成分については、外国において乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため15歳未満の小児への使用は絶対に避けましょう。

乗り物酔い防止薬の配合成分

成分の種類 効能・効果 成分名
抗めまい成分 めまいの防止 塩酸ジフェニドール
抗ヒスタミン成分成分 めまい・吐き気等の防止と緩和 ジメンヒドリナート(テオクル酸ジフェンヒドラミン)・塩酸メクリジン・マレイン酸クロルフェニラミン・サリチル酸ジフェンヒドラミン等
抗コリン成分 めまい・吐き気等の防止と緩和 臭化水素酸スコポラミン等
中枢神経を興奮させる成分 めまいの緩和 カフェイン・クエン酸カフェイン・ジプロフィリン等
鎮静成分 不安や緊張を和らげる ブロムワレリル尿素・アリルイソプロピルアセチル尿素等
局所麻酔成分 吐き気防止 アミノ安息香酸エチル等
ビタミン成分 吐き気防止 塩酸ピリドキシン・ニコチン酸アミド・リボフラビン等
△ページの最初に戻る ▼小児鎮静薬
inserted by FC2 system