電子レンジの選び方
電子レンジは水を温めたり、野菜を茹でたり、調理をしたり光熱費と手間の節約に大変効果が高い節約アイテムです。
スチーム式のオーブン等も登場しているので、多種多様な電子レンジを比較して選ぶことができますが、それぞれの特徴を知っておかないと買うことはできません。簡単な点だけ抑えておきましょう。
電子レンジでこんな事ができます・・・
- 野菜を茹でるのに使う。
- 冷凍食品の解凍。
- 火や水を使わなくて済むので加熱する野菜のビタミン類を逃がさない。
- 電子レンジは“あたため”が最も得意。食料品以外にも活用出来ます。
電子レンジ選びのpoint!
- 安心・信頼できるメーカーを選ぶ。
- 置く場所を考慮したサイズを選ぶ。
- 温め以外の機能が必要かどうか。
- 色合いなどデザイン面やドアの開閉等、使いやすさにもこだわる。
1番のメーカー選びは故障が付きものの機械品であることを考えると重要です。大手を選んでおけば間違いありません。
2番は電子レンジのサイズの確認です。置き場所のサイズを計り、そのサイズより一回り小さいサイズを選びます。電子レンジは熱がでるので壁にくっつけてしまうと放熱されず故障の原因になります。
3番は電子レンジを節約アイテムとして使う目的は、あたため機能です。それ以外の機能も付いていれば調理の幅が広がりますが、節約に必要かどうか考えてみましょう。
4番は見た目もインテリアに合わすのが重要ですが、使いやすさもチェックしましょう。特にドアの開閉が縦開きか横開きかは重要です。一般的には、縦開きの方が小スペースで使えるとされていますが各家庭の置き場所にもよります。
電子レンジの豆知識
- 電子レンジの50Hzと60Hzの違いについて
- 簡単に言うと、東日本と西日本の違いです。東日本が50Hzで西日本が60Hzの機種を選んで下さい。静岡県の富士川をはさんで西が60Hz、東が50Hzになります。
- Hz(ヘルツ)とは
- 1秒間の電気の振動数のこと。振動数の違いが50Hzと60Hzと表示されています。
- 歴史
- 明治20年に日本ではじめての電力供給がはじまりました。
このときの電気の交流周波数は、各地の発電所によって50、60、125、133Hzとまちまちでした。
その後、明治28年電力会社は周波数の統一に踏み切ることになり、
東京電灯はドイツから50Hzの発電機を買い、大阪電灯はアメリカから60Hzの発電機を買いました。
その時の発電機の違いが現在にまで残り、Hzの違いができました。
電子レンジの加熱の仕組み
電子レンジは「マイクロ波」と呼ばれる波長のとても短い電波を使い食品を加熱しています。
マイクロ波が、食品に含まれる水分子と激しくぶつかり合って摩擦熱を起こし加熱します。
これにより、食品の表面と内部が同時に加熱されます。
- 突沸現象に注意
- 液体が沸点(摂氏100℃)を超えても、プクプクと泡が出てこない状態(沸騰状態)になる場合があり、これを過熱状態といいます。
過熱状態にある液体にショックが加わると、突然に沸騰が激しく起こる現象のことをいいます。
- 水、牛乳、豆乳、お酒、コーヒー、スープ、味噌汁などで起こる現象ですが、他の飲み物や食べ物でも、発生する可能性はあります。
電子レンジのみで起こる現象ではないので、お鍋で温めた時も注意が必要です。
- 卵は電子レンジで加熱しない
- これは有名ですが、卵は殻の一部に強い圧力がかかって破裂します。
殻をむいたゆで卵や目玉焼きの再加熱でも破裂します。
スチームオーブンについて
ローカロリー調理ができる全く新しい加熱方式の調理器で、電子レンジとは違います。
あたため機能は、水蒸気をさらに加熱してできる「過熱水蒸気」を食品に噴きつけることで食品を加熱します。
電子レンジと違い、外側から温める仕組みです。蒸し器のあたためのように、乾燥なくふっくら仕上げられるのが魅力です。
代表格は、シャープのヘルシオと呼ばれる、ウォーターオーブンです。
電子レンジの上手な使用環境
- 万一の感電防止のためにアース線は必ず取り付けます。
- 15A以上の専用コンセントを使用します。タコ足配線や他の器具と同時使用しないで下さいい。
- 側面・後面から放熱していますので本体と壁との間をあけます。
- 熱気や蒸気が出るものから離します。故障の原因になります。
- 電子レンジの転倒・落下防止の処置をしておくと安心です。
- テレビ・ラジオから4m以上離します。近いとノイズの原因になります。
- 本体の上には物を置かないで下さい。
- 調理以外の目的に使用しないで下さい。雑巾とかは危険ですので加熱できません。