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胃腸鎮痛痙攣薬
胃腸鎮痛痙攣薬

急な胃腸の痛みは、主として胃腸の過剰な痙攣によって生じます。消化管の運動は副交感神経系の刺激によって亢進し、副交感神経系は胃液分泌の亢進にも働きます。

そのため、副交感神経系の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げることで、その働きを抑える成分(抗コリン成分)が、胃痛・腹痛・さしこみ鎮めることのほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる薬です。

抗コリン成分について

抗コリン成分は、副交感神経系の働きを抑える作用があります。副作用として、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ・顔のほてり・頭痛・眠気・口渇・便秘・排尿困難等があります。

胃腸鎮痛痙攣薬の飲み方

胃腸鎮痛痙攣薬に含まれている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどで、複数の胃腸鎮痛痙攣薬を併用すると<泌尿器系や循環器系、精神神経系等に副作用が現れやすくなるので避けましょう。

痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱、下痢や血便・血尿を伴う原因不明の痛みが30分以上続く時は、医療機関の受診が望ましいです。

胃腸鎮痛痙攣薬の配合成分

成分の種類 効能・効果 成分名
抗コリン成分 鎮痛鎮痙・胃液の分泌抑制 臭化メチルベナクチジウム・臭化ブチルスコボラミン・臭化メチルオクタトロピン・塩酸ジサイクロミン・塩酸オキシフェンサイクリミン・ロートエキス等
塩酸パパベリン 消化管平滑筋に直接作用し鎮痙 -
局所麻酔成分 鎮痛鎮痙 アミノ安息香酸エチル・オキセサゼイン
生薬成分 鎮痛鎮痙 エンゴサク・シャクヤク等
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